ペットロスの辛い日々

昨年9月から始めたフランス暮らし、日本から一緒に来てくれた愛犬マリーが、他界してしまった。とにかく辛くて、ブログを書く気力は一切無くなった。

あれから3ヶ月、まだ詳細を振り返る気力は無いけど、いつまでも先に進めない感じがするので、状況だけでも報告しておこうと思う。

15歳8ヶ月、避妊手術をしていなかったので、私が気をつけなければいけなかったのだが、子宮の炎症で膿が溜まってしまっていた。元気が無くなってきていたのに、歳だからな、と勝手に思い込んでいた。気付いた時には手遅れで、手術するしかなかったのだが、そのために入院して体力回復する必要があった。手術前日、いつもの時間にお見舞いに行ったら、既に息を引き取ったところだった。泣きじゃくる私に、獣医さん(この時は担当医ではなく院長が対応した)が状況を改めて説明し、高齢だったしかなり衰弱していたから、どのみち難しかっただろう、となだめられた。

そして家に連れて帰りたいと思ったものの、そのまま病院に預けて、火葬した位牌を受け取ることにした。3年前にシャルルを亡くしていた経験から、とにかくネガティブにならないように、悲しみよりも感謝の気持ちに集中しようと心がけた。それでも1週間はただただ泣き暮らした。日常の習い事だけは続けよう、と頑張ってみても、犬の話題や「ワンちゃん、元気?」などの気軽な声かけを受け流すことが出来ずに、その場で号泣し、周囲を困らせてしまった。

位牌が家に戻って来てから(2週間以上かかったけど)、ようやく気持ちも落ち着いて、分骨して持って来たシャルルと一緒に、これからはいつでもどこでも一緒にいてくれるのだ、と考えられるようになった。

いつかはこうなるもの、と分かっていた。でもそれは何の足しにも、慰めにもならない。悲しみは、分かっていても、辛い。自分に出来ることの限界を思い知る。感情のコントロールすら出来ないのだ。

それでも、そんな感情や、様々な経験は、シャルルとマリーがいてくれたからこそ得られたもの。慰めてくれた家族や友人の温かい気持ちも、変わらず過ぎ行く日常も、私をしっかり支えてくれる大切なものなのだ。全てに感謝。

3 Replies to “ペットロスの辛い日々”

  1. 更新がないのはフランスでの生活が楽しすぎて書ききれないのかなと思っていたら真逆だったのね。辛かったね。でもブログを書ける気持ちにまで復活してきたのなら少し安心。元気だしてね。

    1. 有難う〜。まだブログ見ててくれたのね。随分間が開いたから、もう誰も見てないかたと思ってた。最近はつつがなく日常を送ってます。

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