プチ旅行(2日目)憧れのナポレオン街道

さて2日目、朝食も早々に済ませ、8時半にグリニャン を出発。せっかくここまで来たので、遠回りしてナポレオン街道を走って見る。

プロバンスからアルプスへ

幽閉されていた地中海のエルバ島を脱出し、カンヌ近くに上陸したナポレオン一行は、徒歩でグルノーブルを経由してパリを目指す。秀吉の中国大返し並みの、超速強行軍。っていうのをフランスのテレビで見て、終始絶景の有名なドライブコースを私も走って見たいな〜と思ってたのだ。グリニャン から2時間で、ナポレオン街道の途中Sisteronへ。

山に囲まれて、いかにも孤高の城塞

そしていきなり横道に外れて、さらに1時間半ほど離れた場所、Mont-Dauphinへ。地図を見ていて、ここにヴォーバンの城塞があることに気がつき、無理やり旅程に組み込んで見た。ヴォーバン の城塞はフランス全土に150ほど、そのうち12箇所は世界遺産となっていて、フランスにいるうちにいくつ訪れることが出来るかな?と楽しみにしていた記念すべき第1城塞となった。まだ雪の残る城塞はとても風情がある。こんな小さい城門を車で通れるのか?と恐る恐る進んでみると、中にはこじんまりした普通の村があった。しばし散策。天気もいいし、城壁の上からはパノラマの絶景が楽しめる。こんな遠いところ、来る人いないよな、という静けさ。

リンゴを齧りながら、ナポレオン街道のGapまで戻って、そこからは終点のグルノーブルまで一直線。途中にいくつか見所はあるのだが、とにかく蛇行しまくる山道を必死に直走る。地形がすごい。途中は火山の溶岩跡や、山が隆起した時の地層が美しい。

そして終点グルノーブルへ。ナポレオンが実際に滞在したという建物が現在レストランになっているので、締めくくりにここでディナーをとることに。

鷲の紋章がかっこいい

月曜だからかな?お客は私ともう一組しかいなくて淋しい感じ。おかげで店員の接客はとても良くて、ナポレオン所縁の装飾などを説明してくれた。料理は前菜はとても美味しかったが、あとはちょっとね。。。シェフも今日はお休みみたいだし、まぁこんなもんか。食後にカップルの男性が話しかけて来て、「(連れの)彼女の弟は東京のトゥール・ダルジャンのシェフなんだよ〜」と自慢して来た。グルノーブル出身だそうで。日本に帰ったら行ってみるかな?

こうして2日目も無事終了。最終日はグルノーブルを観光して早々に帰宅予定。マリーはホテルで大人しく?寝てくれている。いつものお気に入りのケットを持って来てよかった!

 

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