秋も深まり、窓から見える景色もすっかり衣替え。10月下旬に急な冷え込みがあったせいで、今年の紅葉は色鮮やかに染まり、いつもと比べて長く続いているそうです。
キノコの王様、セップ茸

そして待ってました!マルシェにセップが登場しました!
ジロール茸も美味しいんだけど、やっぱりフランスに来たらセップを食べないと。日本における松茸のような存在ですね。

もちろんお値段も高い。キロあたり34.9€で、私は大振りのものを1本だけ購入。160gで5.58€でした。日本円で700円くらいかな。メインディッシュとして楽しめるから、たまにはいいよね。そう考えると松茸、随分高いなぁ。。。
1本だけ買います!と言ったら、お店の人も真剣に一緒に選んでくれました。後日、弟に写真を見せたら、笠が開いたものは良く無いので、ギリギリまぁいいんじゃないかな、とのこと。そんな大事な情報、先に教えてよね。
エシャッロットとバターで調理

先ずはキッチンペーパーでチャチャっと泥汚れを掃除。でもかなり綺麗でした。その昔、パリのボンマルシェでセップを買って東京に持ち帰った時には、虫が大量についてて、後でかなりゲンナリしたっけ・・・
適度に歯ごたえも楽しめるように少々厚めにスライス。

セップの重要パートナー、エシャロット(小型の玉ねぎ)を刻んでバターで炒めて、セップを投入。ここでブワーッと香りが立つ。換気扇回すのが勿体無い!食べる前から美味しい!どのくらい火を通すのかよく分からないけど、ちょっとしんなりして艶が出て来たところでストップしました。


加熱したら小さくなってしまいましたが、それでもたった1本で十分な食べ応え。ワインも進む美味しい夕食ができました!ちょっとしっとりして、滑らかな舌触りが、他のきのこと違いますねぇ。香りは調理中に満喫したので、食卓ではあんまり感じられなかったのですが、口に入れるとしっかり広がりました。優しい味わいです。
というわけで、あっという間に平らげました。シーズン中にあと2回くらいは食べたいな。皆さんもフランス来るなら秋がオススメですよー。(でも松茸ご飯も食べたい・・・)