9月中旬に入国して早3ヶ月。出国時の仮VISAを正式化するための滞在許可がようやくおりました。いやぁ、聞いてはいたけど時間かかったわ。でも年内に片付いて良かった。ほっと一安心です。
滞在許可証取得までの道のり
入国後の流れはこんな感じ。
9/19 入国
9/21 書類送付(パスポートの入国印コピーとか)
10/1 AR通知到着(移民局が受け取った証明)
10/25 移民局(OFII)からの受領書到着(召喚状を待てとの指示。許可が降りるまで国外に出てはいけないよ、とか)
11/29 召喚状到着、必要書類の連絡(肺のレントゲン写真を持参、とか)
12/20 召喚→その場で滞在許可証交付(パスポートにシール貼り)
レントゲン撮影に行く
家の近くの病院でも良いのですが、移民局指定の病院だと無料でやってくれるとのことで、電話でアポを取り、リヨンまでレントゲン撮影に行って来ました。まぁ撮影は日本と同じですね。ちゃっちゃと終わりました。その場ですぐに写真ももらえて、簡単だったのですが、その道中は大変だった。
例のジレジョーン(黄色いベスト)のデモの真っ最中で、万全を期して電車で行こうとチケットを買ったのに、電車が時間になっても来ない。10分くらい遅れてやっと来たと思ったら、「50分後に発車します。」と大幅な遅れのアナウンス…間に合わないじゃん。駅まで車で来ていたので、急遽、車でリヨンへ向かう。焦りながらも、とりあえずは10分遅刻で到着し、何事もなく受付けてもらえた。帰りは、前から行きたかったケーキ屋に立ち寄り(aux merveilleux)、さっさと帰って来ました。Valenceの高速道路の料金所にはジレジョーンがわんさといて、占領状態。恐る恐る通過しようとすると、窓を開けろという。少しだけ窓を開けると、高速道路の通行券を取り上げて、「今日は無料だよ〜」と陽気に、本当に楽しげに、通してくれたのでした…。変な恩恵受けちゃったな。
移民局の召喚
召喚って、日本じゃあんまり使わない言葉ですが、やっぱり私、移民なのね、って感じ。集合時間には、国籍様々な人たちが30人くらいワラワラと移民局前に溜まっています。屈強そうな警備員が、本日の召喚リストと各人持参の召喚状を照合して、4−5人ずつセキュリティの二重ドアを通過させてエレベーターに乗せて行く。エレベーターを降りてもう一度照合、待合室で待機して、さらに今度は受付にてパスポートで一人一人の身分証チェック。雰囲気は和やかだが、実に徹底している。
その後は、各人対応が異なるようで、私は割と早めの呼び出しで、問診と診察を受けて終了。ただの長期滞在なので語学テストはありませんでした。問診では身長を自己申告、体重はきちんと測って、あとは血糖値を検査。診察では、過去の予防注射接種歴を聞かれ「子供の頃だからわからない。10歳くらいかな?」と適当に回答。「日本人はちゃんと受けてるからいいけど、今後この4つ特に破傷風の予防注射は受けるように。65歳までの枠に入ってるから、近所でこの紙を渡して受けてね。」そしてレントゲン写真を提出すると「C’est jolie!」きれいだね、と褒められました。肺だけど、嬉しい。
それが終わると、受付のお姉さんが諸々提出物を確認して(税金の印紙購入証明とか)、パスポートの長期滞在VISAの横に滞在許可証シールを貼付。「フランス生活楽しんで、頑張ってね」と笑顔で渡してくれました。忙しいのに優しいなぁ。
最後にエレベーターに乗り込むと、冒頭の警備のお兄さんがポツリと独り言「Je suis fatigué…(疲れた)」と2度も呟いた。「毎日こんなに沢山の人が来るの?」と聞いたら、すごい早口で恐らく愚痴をまくし立て始めた。何だかよくわからないけど、今日は特に大変だったのね。(私には全くそうは見えなかったけどね)
以上、1時間半くらいで終了。次の人達が来ているわけでも無さそうだから、午前と午後の1回ずつくらいじゃないかしら?1日60人くらい?
とにかく無事に滞在許可証がもらえたので、ようやく国外にも出られる!来年は、いっぱい旅行しよう!