ようこそ、ケフィアグレインズ
どこぞのセレブたちが愛飲しているというウォーターケフィア。ピラティスの先生から親株を小分けしてもらった友達から、さらに孫分けしてもらいました。この瓶の中の小粒な寒天みたいなのが、「ケフィアグレインズ」なる種菌です。
糖分を餌にして増殖、その際に水分を発酵して、乳酸菌や酵母微生物、ビタミンB、ビタミンCなどを含む液体へと変化します。整腸作用があるので、お肌とか免疫改善とかにいい、とのふれこみ。
続々増える可愛いペットたち
早速、1.5Lの麦茶用のポリエチレンボトルサーバーに、砂糖を大さじ2−3杯(適当です)を入れて、水道水をジャーっと1Lちょっとくらい入れる。発酵の際に炭酸ガスが出るので、満タンにしてはいけない。グレインズは金物がダメなので、砂糖を溶かすのは木の菜箸で。そこに水洗いしたケフィアグレインズを投入。あぁ、昔、熱帯魚を飼ってた時の水槽洗う感じを思い出すわ。で、蓋は緩めてガスが抜けるようにして、24時間ほど常温放置。
粗糖が良いらしいので、私は普段使用しているきび糖にしました。この段階では甘ーい砂糖水。この後、糖分をエサにしていくので、一次発酵後は甘みがほとんど無くなります。だんだんプシュプシュと泡が出て来た。美味しいきび糖で、すくすくと育っておくれ。どうなるのかな〜、楽しみ〜。
二次発酵は、創意工夫であなた次第のケフィアウォーターに!
さて、一次発酵が終わると、ケフィアウォーターのできあがり。軽い微発泡で、ちょっとトロミがある感じ。ほのかに発酵臭がして、薄い甘酒のような味わい。
このままでもいいんですが、美味しく楽しみたい!ということで、グレインズを取り除いてから次なる餌を投入します。そう、微生物たちは水分にも増殖したので、グレインズ無しで二次発酵が出来るのです!化学って素敵!
一般的にはドライレーズンがメジャー。我が家には、庭の葡萄の木に勝手に乾いてしまったドライレーズンがあるので(超美味しい!)、先ずはこれを投入。何粒くらい入れるのか分からないので、取り敢えず10粒ほど入れてみる。炭酸ガスでブワーッと上に上がって来た!二次発酵では炭酸も楽しみたいので、しっかり蓋を閉める。さらに、半乾きの(腐りかけ?)の葡萄とリンゴを齧った跡の芯を入れてみる。もう一つ、義妹の手作りジャムが発酵しちゃってアルコールになりかけの杏ジャムでも作ってみる。
それぞれ違った味わいで、ほのかな甘さと爽やかな風味になり、うん、飲みやすい。ということで、毎日ゴクゴク飲んでます。一次発酵を終えたグレインズは、再び砂糖水に入れると何度でもムクムクと増殖し、発酵してくれる、エンドレスな生き物たち。夏場は腐らないように、冷蔵庫で休ませたり、お世話の仕方がちょっと丁寧になりそう。
庭に柚子の木があって、今年は沢山実をつけたので、ピラティスの先生たちケフィア仲間にもお裾分けしたところ、柚子で二次発酵したケフィアウォーターがすこぶる美味しい!と大評判。私もやってみよーっと。