2泊3日プチ旅行 (1日目)グリニャン城とシェフJulien Allano

2月に入り、バカンスシーズンに。フランスのバカンス(学校のね)は、全国を3つのゾーンに分けて、少しずつ時期をずらして分散している。私の住む地域はzone Aなので、2月16日から3月3日までの2週間がお休み。子供がお休みだから、この時期に休暇を取る大人も多く、大概はスキーに行くようだ。その影響でお店や施設がなんかもやってなかったりする。で、私の習い事も全てお休み。そんなわけで、私もこの機に小旅行に出かけて見ることにした。

冬の楽しみ、トリュフマルシェ

またかよ、と思われるかもしれませんが、この地域はトリュフの産地で、冬の間は毎週あちこちでマルシェが開かれる。主には業者用なのだが、サン=ポール=トロワ=シャトーという町では、一般向けマルシェを日曜午前中に開催している。予定はここに合わせて、日曜の朝に家を出て車で1時間。小さな町の小さな広場に沢山の人が来ています(って言っても50人くらいかな?)

ランクで値段が異なるが、こちらのムッシュ「見た目の色が違うくらいで、食べたら変わらないよ〜」とおっしゃるので、安い小粒を一つ購入。紙袋に入れてくれたのだが、「今度来る時は、香りを逃さないように、プラスチックの箱か密封袋を持参しておいで。」とアドバイスをくれた。ワインとラビオリセット7€を横目に見ながら、車だしな…、マリーも落ち着かない様子だし、今夜の宿ではトリュフ三昧の予定だから、ここは我慢してスルー。しかし周りは皆ガンガン飲んでて、中にはPolice達までいたよ。お昼休みかな?

近場の観光地グリニャン へ

午後は途中の修道院でハーブ製品などを調達しつつ、Grignanへ移動。

西陽の当るグリニャン 城

愛娘への書簡で有名な、セビニエ夫人というフランス人なら誰でも知っている(らしい)貴族の女性が住んでいたお城。清少納言みたいな人なのかな?センスある文筆がパリ社交界で人気だったらしく、現在は学校の教材とかにもなってるそうな。フランス語の先生からのお勧めもあって来て見たけど、なるほど、調度品も美しく、テラスからは絶景が見渡せる。

本日のメインイベント Le Claire de la Plumeでトリュフディナー!

ドライブ旅行の辛いところは、途中でお酒が飲めないこと。しかも一人で犬連れだし。そんな私の解決策は、昼食は適当に済ませて、夕食のためにお目当てのレストラン近くまたはオーベルジュに宿泊すること。そして、ここグリニャン には1つ星レストランのある素敵なホテルがあるのだ。1月のヴァランス のトリュフイベントで、ここのシェフのセミナープログラムがあったのに参加できなかったから、追いかけてやって来た、という訳。

マルシェのようにあなたのお好きなトリュフをお選びください、だって!

「私はここへトリュフを食べるために来ました」と席に来てくれたシェフに伝えると、満面の笑み。料理は全ておまかせ。ワインも料理に合わせてグラスでお任せ。何もかも、本当に、素晴らしく美味しかった!料理の写真もOKだったけど、他のお客さんもいるからフラッシュ焚くわけにもいかないので、全然キレイに撮れない。この感動の美味しさを伝えられないので割愛。トリュフ目当てだったけど、意外にもフォアグラのポアレが驚く軽さで絶品だった。森のきのこのスープもよかったなぁ。メインの鳩も、胸腺だろうか?本当に柔らかくて、いろんなエキスを煮詰めたソースが上品なのに濃厚で、深い〜。最後に、使い切らなかったトリュフの残りは真空パックにしてくれてお持ち帰り。

初日からとにかく充実、堪能しました!またラベンダーの季節に食べに来よーっと。そして明日は、ナポレオン街道をドライブだ!!

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