Valenceの街おこし、Truffeイベントへ出かけて見た
今年で2回目というトリュフイベント。トリュフといえばペリゴール地方が最も有名だが、ここアルデッシュ県の隣、ドローム県は実は隠れたトリュフ産地だったらしい。で、昨年実施したイベントが好評だったので、継続することになったこのイベント、まだまだ知名度が低いから、穴場のお得な体験が期待できそう。
コンテンツが強いからシンプル・小規模でも十分楽しめる!
来訪の目的は、トリュフを食べることと買うことだけ。ところが予想を超えて、充実したグルメ祭りでした。屋外には沢山の出店、トリュフ関連の食材から地元の名産、グルメが反応しそうなエスカルゴやサフランや家禽類や…これだけでも飽きない。さらにメイン会場内では、小さなステージでワイン商によるトリュフとエルミタージュのマリアージュ(3種)のレクチャーや、地元のミシュラン星シェフによる料理講座(伊知地シェフも!)、品質を見分ける化学的な説明ブース、そして生産者が直接トリュフを販売、レストコーナーではトリュフ料理を提供、などなど。会場外では、トリュフ犬の実演も行われた。豚と違って、犬は探すだけ。飼い主に在処を教えて、掘るのは飼い主なので、傷つけたりすることはありません。
午前中ならゆったり飲食もできる!
イベントは9時半スタート、私はワイン試飲のレクチャーを狙って10時半過ぎに到着。既に大勢がグラスを片手に、全然レクチャー聞かずにワイワイおしゃべりしている。どこでワインがもらえるのかな〜?と会場を一周して、どうやらドリンク販売コーナーで買うみたい。私もグラスワインを注文(2€)しようとすると、店員のおじさんが「3€でトリュフトーストがついて、試飲のワインでマリアージュもできるから、絶対それがお得!!と教えてくれた。実際、これは本当に安かった。グラスを持っていると、マリアージュ試飲用のエルミタージュ3種が実質飲み放題。バイトのお兄さんお姉さんに「注いで」とお願いすると、何度でもいただけちゃう。30分ほど楽しんだ後、ランチまでの間は買い物。試食させてもらったトリュフのラビオリが超美味しくて2袋購入。冷凍品なので、帰りにピックアップすることに。トリュフは小ぶりな40gものを32€で購入。オムレツ1人前に10gが目安とのこと。相場を知らないので高いのか安いのか分からないが、33€のところ小銭が足りないと言ったら不足分の1€をまけてくれた。40gが思いの外、小さかったので、大きい方が美味しかったりするのかな?と思って聞いて見たら、サイズは全く関係ないそうだ。むしろ食べきる丁度良い大きさを吟味する必要があるとのこと。勉強になりました。
11時半に早めのランチ。レストコーナーは11時からだったけど、全然始まる感じがない。どういう営業の仕方をするのか、内輪でガヤガヤと準備している様子。私が「注文したいんですけど〜」と声をかけると、「あなた、今すぐここで食べるの?それとも後で?」今すぐ食べます、と答えてオムレツとサラダを注文。チケットを持って席で待って、とその後も半券を取りに来たと思ったら、残りの半券をまた別の担当が取りにきたりして、店員同士で「あなた、それもうこっちにあるわよ!」みたいな軽い揉め事。大丈夫か?そんな中、周囲に着席する客も増えてきて、席取りが始まり、注文カウンターにも列が出来ている。早めにスタートして良かった。
少しすると料理が運ばれてきて、一斉にみんなの注目が。「それは何?」「美味しい?」「サラダのチーズもトリュフなの?」と色んな人が質問しにきた。私が満悦で食べてる姿は、おそらく初期の売り上げに貢献したと思う。これで25€だから少々贅沢なランチではあるが、レストランと違って一人でも気兼ねなく食べられるし、ボリュームもしっかりあって大満足。
夕食はトリュフパスタ!愛犬マリーにも香りがわかるみたい
帰宅後、早速夕食にトリュフを食べようと、半分はパスタに、残りは明日の昼に再び自作オムレツにするつもり。温度の低いところに保管するので、玄関先に置いておいたところ、マリーが何やらクンクンと鼻を利かせて付近に寄ってくる。香りがわかるの?普段こんな行動はしないので、間違いなくトリュフを探している。こんな才能があったとは!15歳にして気がつくとは…もっと早く分かっていれば調教したのにね。
とにかくしっかり満喫しました。来年も初日午前中に絶対行くぞー!