映画を観に行ってみた! Le Grand Bain

フランスで初めての映画鑑賞をしてみる

Valenceの映画館。家から車で15分。

10月最終週はバカンスシーズンで、フランス語教室も二週連続でお休み。天気もイマイチで庭仕事もなぁ、ということで、気分転換に映画を観に行くことにしました。フランスで映画を見るのは初めて。調べてみたらValenceの街中にシネコンがある。ネットで座席予約をするのが一般的らしいが、よくわからなかったので直接現地へ。

駐車場、広い!

シネコンの駐車場、500台分くらいはありそう。

車を停めるところを探さなきゃ、と思ったら、ちゃんと大型駐車場が併設されている。ものすごい広さなのに、ほとんど埋まっている。平日のまだ朝10時過ぎなのに、こんなに映画見る人がいるのかしら??でもまぁウロウロ探さなくて済んだのでよかった。(この後、映画館はガラガラで、ほとんど全部無断駐車であることが判明)

映画の料金設定、午前割引あり

映画の料金は映画館によってそれぞれ設定されているようですが、ここGAUMONTでは一般料金11.9€(1500円くらい)、午前中は割引で8.9€(1150円くらい)とお得でした。他にも年間パスとかもありましたが、どれだけ観るかわからないから、今日のところは1回分の購入です。

LE GRAND BAIN

LE GRAND BAIN

さて、何を観るか。

最近テレビで頻繁にプロモーションしていたコメディ映画「LE GRAND BAIN」が今日から封切り。座席が空いていれば、これにしよーっと。って他に4人しかいないじゃん。大丈夫か?ほとんど貸切気分で、ふかふかの座席にゆったり着席。

映画は、おじさん版ウォーターボーイズですね。コメディとしても楽しいけど、ヒューマンドラマとして、冴えないおじさん達の健気な生き方にちょっと感動。フランス語ほとんど分からないけど、鬼コーチ(美女)の「Allez!Allez〜!!」の叫び声が耳に残るわ。フランス語の字幕付きでしたが、ほとんど読む余裕はなかった。でもちゃんと内容も分かって楽しめたのは、役者とシナリオのお陰ですね。また観たいな。

というわけで、午前中フルに映画で楽しめました!私と老夫婦と若い女の子の2人組だけだったのに、予告編から思いっきり大声出して笑いながら観る、この雰囲気だけでもリラックスするわー。すっかり気に入りました!

 

フランス生活 自炊で何を食べてるか(夕食編)

夕食は、ワインと楽しむ1日の仕上げタイム

フランスの夕食時間は少し遅めで、20時以降が一般的です。私の場合は、退職後は両親と一緒に18時半〜19時には食事する、という年寄りスタイルでしたが、フランスに来てからは18時半に支度を始めて、19時半に食べ始める、という習慣になりました。夜はようやくワインが飲めるので、途中で席を立ちたくないから、ワンプレートに前菜とメインディッシュを盛りつけます。

ローヌアルプ郷土料理のシャルキュトリーたち

大好物の郷土料理カイエット

お気入りは、地元郷土料理のカイエット(Caillette)。挽肉と野菜がたっぷり入ったハンバーグ状の球体を網脂で包んで焼いたもの。これが大好きで、フランス訪問の際にはよく真空パックで日本へ持ち帰ったものです。作るお店によって材料や味付けが違うので、色んなところで見かける度に購入して試しています。詳しくは→https://ameblo.jp/toshi-189/entry-11700854746.html

生ソーセージは焼くととってもジューシー!

とにかくお肉の種類が豊富で、安くて新鮮で美味しい。フランスに来てから1ヶ月、ほぼ毎日お肉。魚は2回しか食べてない。もう一つ、郷土の自慢はシャルキュトリーと呼ばれるソーセージ(Saucisson)などの加工肉。特に私が好きなのは、生の「ソシス・フレ(Saucisse frais)」。これも冷凍で日本に持ち帰りBBQにしたなぁ。焼くだけなのですが、内臓系のものやハーブ入りなど、バリエーションも多様。牛ソーセージ「ゴディボー(godiveau)」も旨い。

もちろん食事のお供はワイン!

最初の3週間で飲んだワインたち

弟のワインが飲み放題なんだろう、と勘違いされている皆さん。違うんです。数が少ないから、飲めないんです・・・。よって「Satoriezなら自然派ワイン売ってるから、そこで適当に買って飲めば?」というつれないお薦めにより、お気に入りのテーブルワインを物色中です。10€以下からスタートしたけど、12-14€辺りがちょうどいい感じかな。

今のところ、外食は全く無し。自炊で十分に美味しい。他にもテリーヌとかレンズ豆とか、チーズとか、キノコとか、クルミとか、個別に紹介していかないと書ききれないわ。乞うご期待!

フランス語レッスン@村の公民館

語学の悩み どうやったら話せるの?

日本でも大学で第二外国語でフランス語選択し、卒業後も時々フランス語教室に通ったりしてはいましたが、とにかく全然話せない。退社後も渡仏までの半年、それなりに勉強して見た。が、もちろんゼロでは無いが、知ってる言葉も、頭に浮かばず、話せない・・・。

英語も結構勉強したと思う。相手の話は大体わかるのだが、言葉を返せない。雰囲気、相づち打ったりして、喋れる風だが、頭の中は日本語しか浮かばず、それを翻訳しなきゃ!と焦るばかり。これはもう、頭の回路に欠陥があるんじゃ無いか、と思うくらい。

思えば、数多読んだ学習本や参考書は、「冠詞や時制のちょっとした間違いで、全然違う意味になったり、失礼な物言いになったりするので危険!」というような怖い脅しがいっぱいで、完璧に話さなければいけない、という強迫観念を植え付けるばかりでした。

そんなわけで、いっそフランスに住んでしまえば、話せるようになるんじゃ無いか、とこれから荒療治に挑んでみます。

ボランティア!フランス語教室

村の公民館CEPで、登録料15€、外国人向けフランス語教室が無料で開催されているので、そこに参加。本当は週2回なのですが、月曜日がピラティス教室と重なっているため、フランス語は木曜日の週1回だけに。先生は元教師などのベテランのシニアたち。皆さんとっても優しそう。

私の先生Françoiseは、大学で語学を専攻し、日本語と中国語も学んだ(けど喋れない)という頼もしい女性。先ずは発音練習に、とサイトを教えてもらいました。http://phonetiquedufle.canalblog.com/archives/2017/05/23/35314030.html

「特別」と「普段」の使い分け

今の所は、Marchéでスムーズに買い物して簡単な会話ができるようになりたい、という願いなので、食と買い物をテーマにして単語や会話文を教えてもらっています。「最近何を料理した?」との質問に、「J’ai cuisinè une ratatoiille.」と答えたら、「J’ai fait une ratatoiille.」と訂正されました。cuisinerだと特別に1回だけとか初めて挑戦した、という感じになるそうで、普段からやってるわ〜のニュアンスは動詞faireで表現。確かに、日本語でも「ラタトウィユを料理した」とは言わずに「作った」って言うもんね。同じ意味で「特別」と「普段」の単語の使い分けは、色々あるそうです。当然「普段」を身につけないと、フランス生活に馴染めない。こういうの、勉強になるな〜。

こちらに関しては、急な成果は出ないと思うので、ボチボチとレポートして参ります。日本から船便で送った教材、こちらも2−3ヶ月は覚悟とのことなので、まぁ気長にやります。

フランス生活 自炊で何を食べてるか(朝食編)

とにかく、何を食べても美味しい。私って料理プロ並みじゃない?と勘違いするぐらい、生で、炒めるだけで、煮るだけで、一流の味わいが!?先ずは朝食について紹介します!

食料買い出しは、全て近所で

週に1回のマルシェと地元こだわりのLa Grange(どちらも徒歩5分)、大型スーパーAuchanにナチュラル系のSatoriz(車で10分)、この4箇所を巡って、それぞれでベストな食材が手に入る。なんて素敵!天国!

一番大好きなセーグルパン

marchéで買うパンが超美味しい。かつて四谷の某パン屋バイト時代に覚えて大好きになったセーグルパン。ライ麦で香ばしく、甘みと旨みもあって、もうこれだけでいけちゃう。残念ながらクロワッサンがイマイチで、憧れの「クロワッサンとカフェオレ」の朝食は断念。日本で食べてたPAULのクロワッサンは、リヨンに行かないと手に入らず。そもそもフランス人もクロワッサンは週末の朝に食べることがあるかも、程度らしい。

 

ハムエッグの朝食

卵やハム、サラダ菜もmarchéで調達。1週間分を買って、朝食は固定メニューのハムエッグ。Ardechè地方は特にシャルキュトリーというソーセージやハムなどの加工肉の名産地なので、これはもうフランス中の人も羨む贅沢な朝食なのです(だと思う)。食後にFromage Fraisとフルーツ、コーヒーを頂いて、朝からフルコースを堪能。食器は食洗機に入れて、はい終了!

天気の良い日はテラスで食べたいな〜と思うのですが、虫が寄ってくるので今は断念。何か対策を立てて、春には実行したいです。あ、その前に庭を綺麗にしないと・・・って、全然料理なんかしてないじゃん!という朝食の紹介でした。

 

フランス生活の通信状況

海外に引越す際に、携帯電話やWiーFi環境など、日本対応と現地対応それぞれどうするのか、よく聞かれます。

私の場合、

  • 自前のiPhoneをそのまま使用(SIMロック解除→現地SIM購入)
  • IP電話を契約して、日本の携帯番号着信を転送
  • 家族・友人とはLINEもしくはSkypeで連絡(変更なし)
  • VPN接続ツールで、固定IPアドレスを使用(国外閲覧禁止の突破)

を準備しました。

SIMロック解除

Y!mobileのお店に行ったら「自分でやった方が無料なのでいいですよ〜」ということで、管理画面からSIMロック解除。契約はそのまま継続するので、フランスの番号へ着信転送設定するだけで、これまでと変わらず日本での着信も現地で受話できます。連絡先を各方面へお知らせしたり、登録を変更する手間が省けるし、一時帰国の際には、SIMカードをY!mobileに戻せばいいので、楽チンです。ただ、Y!mobileの契約を残すので、ほとんど使わないのに月額1480円がかかります。(Y!mobile SIMロック解除

IP電話番号取得

で、日本から元の電話にかかってくると、国際電話でフランスに転送してくるわけですが、普通にやると通信料がバカ高い。日本からインターネット電話(IP電話)へ転送して、それをフランスでデータ通信受話する仕組みで、高額請求を回避します。楽天のSMARTalkに登録し、050で始まるIP電話番号を取得、基本料無料・国際電話の通話は一律8円/30秒、格安です!現地から日本へ電話する場合や、Y!mobile番号に着信した後の日本からの転送分も8円/30秒、通常は20円/30秒なので60%もお得!

現地SIMカードの購入

フランス国内での連絡・届出用に、いちいち日本の国際電話にするわけにもいかないので、フランスの番号も必要です。ネットで調べたら、Freeという会社のSIMカードは、店舗の自販機で3分で購入できる、と書いてあったので行ってみたら、本当に3分で出来ちゃいました。必要なのはクレジットカードと登録住所だけ。旅行者でもOKです。http://mobile.free.fr

FreeのSIMを自販機で購入。

初期費用が10€

月額が8.99€

税金入れてトータル15.83ユーロの支払い。キャンペーン中だったので、最初の1年間は8.9€でなんと毎月60GBの4G+データ通信&通話はフランス国内無制限!1年目以降は19.99€で100GBのプランに自動で移行されます。

ミニマムは月2€で50MB、通話は月2H制限。ほとんど家のWi-Fiを使ってるから、これでも足りるかも。とりあえず1年間でデータ使用量を見てから検討したいと思います。

VPN接続ツールで固定IPアドレスを利用

ほとんどの方が「何のこと?」って感じだと思います。私も「海外でNHKオンデマンド見たいな〜」とネットで調べて発見した、結構重要な物件です。ネット上の特に動画やAppなど、知的所有権やセキュリティ保護のため海外IPからの接続を拒否しているものが結構多いんですよね。で、VPN接続ツールで、海外から一旦、契約した日本の固定IPサーバに飛ばして、そこからインターネットに接続をかける、という国内経由の抜道なのです(いや、合法ですよ)。

私はインターリンク社のマイIPプランを使いました。初期費用無料・月額1000円、初回最大60日間無料体験が出来ます。まぁ日本のテレビはもともとそんなに見ないし、お試し期間で止めてもいいかな?とか思っていたけど、使い始めて、このブログ管理のセキュリティを国外アクセス用に解除しなくて済む、ということがわかり、これはもう手放せない。で結局、TVerも見れるし、マツコとか見ちゃってる・・・いやもう最高。

以上、引越し前に徹底的に調べて準備しただけあって、通信環境は万全です。自宅のWi-Fiは弟のものをそのまま借りているので、月額通信料は締めて4千円くらいかな。Y!mobile解約したら、それだけで半分に出来るんだけどね。本当に、フランスの通信環境は素晴らしいわ〜

愛犬マリーを連れて、渡仏しました

私も行くの?

14歳のマリーちゃん、もちろんフランスへ連れて行きたいけれど、大丈夫かしら?ということで、近所の獣医さんにて健康診断。「貧血気味で免疫低いけど、内臓はすこぶる丈夫。渡航は問題ないでしょう。」とお墨付きをいただき、マイクロチップをピュッと注射してもらいました。なんて簡単!

続いてエールフランス航空へ問合せ、なんと機内手荷物扱いで140€で連れていけるそうな。早速、規定サイズのキャリーバッグを購入し、エコノミークラスの足元に置けるようにします。少しでも足元広くしてあげたいので、今回はプレミアムエコノミーを予約。ちなみに、ビジネスクラスへの動物持込はNGなので、その場合は動物貨物に預けることになります。

さて、ここからは書類手続き。各種証明書(マイクロチップ、予防接種、狂犬病抗体検査)、動物輸出のEU書式を整え、事前に成田空港の動物検疫所でチェックを受けます。電子登録(NACCS)とメールのやりとりで、なんてスムーズ!初心者でも楽々です。

これが検査済証。破れちゃった・・・

で当日は朝の便なので、前日夕方に成田空港の動物検疫所で最終検査を受けて完了。居合わせた韓国行きの方は、ものの5分で終了していました。ヨーロッパは書類が多くチェック厳しめだそうで、私は30分くらいかな?獣医さんにも診察してもらって、無事にOKいただきました!

さあ、いよいよ搭乗。マリーちゃんを連れてチェックインカウンターへ。予約してあるので特に問題なし。支払いだけして、手荷物チェック、出国審査、搭乗ゲートもなーんにも聞かれずスルー。

機内の足元。おとなしく寝ています。

機内では、完全に息を潜めて、ウンともスンとも言わない。お水もご飯もトイレも我慢。

朝家を出たのが6時半、パリに到着したのが16時頃だから時差7時間で17時間半の長旅。

さらにそこからリヨンへ乗り継ぎ、リヨンから車で1時間半、家に到着したのは22時過ぎ。実に22時間の移動拘束を耐え抜いてくれました!よく頑張ったね!って、いやもう、私がクタクタだよ〜

脱サラからのフランス生活スタート

テラスからの眺め(西側)
パリからTGVで3時間半、車で6時間

フランスのオーベルニュ=ローヌ=アルプ地域、アルデシュ県の田舎村に引っ越してきました。

25年働いた会社を早期退職し、ワイン生産者の弟の留守宅を借りて、初めての海外移住です。唐突なようですが、実は10年くらい前から漠然と予定していました。人生これからやたらと長いし、1つの人生じゃつまらないなぁ、と考えたわけです。

リヨンから車で1時間半、バランスから15分の立地は、街の便利さと田舎ののんびりさが共存する、居心地の良いところ。週に1回のマルシェで買い物、フランス語教室(ボランティアが無料で教えてくれる!)、ピラティス教室(先生は日本人!)、あとは全て自由時間という贅沢。荒れてしまった庭の手入れは、私の大好きな仕事なので、当面はそれに従事する予定。ゲストルームも整えなくちゃ。

愛犬のマリーと気ままなフランス暮らしがどんなものになるか、このブログを雑記として発信して行きますので、一緒に楽しんでもらえれば嬉しいです。

A bientôt!